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Doctor & DH Interview001

患者さんに喜ばれ、歯科衛生士の意欲も上がっていく。サージテル導入で完成したのは、そんな方程式です。

  • 秩父臨床デンタルクリニック 栗原 仁 先生
  • 歯科衛生士 小久保知香 さん・戸田絵梨香 さん・小林春美 さん・佐藤絵里 さん

秩父臨床デンタルクリニック 栗原  仁 先生

埼玉県秩父市にある、秩父臨床デンタルクリニック。“患者さん主体の診療”をコンセプトに掲げ、地域の人々から厚い信頼を集めています。歯科医師・歯科衛生士全員が高倍率のサージテルを使用。そこに、どんな考えがあるのか。お話をうかがいました。

現在患者数は1万人を超え、メインテナンスへ通う方もどんどん増えているとのこと。患者さんを惹きつけるポイントは、何なのでしょう?

私は歯科医院というのは、人と人との関係で成り立っていると思っています。基本的なことですが、まず目の前の患者さんを大切にすることが一番大事です。きちんと相手の話を聞き、そのうえでこちらも説明し納得のいく診療を提供する。その結果、自然と患者さんが口コミしてくれるようになるのです。
看板やパンフレットの効果でいったんはたくさんの患者さんが集まったとしても、長続きしません。そういった方は、新しい医院のパンフレットを見て「今度はあっちへ行ってみよう」と考えるでしょう。つまり、宣伝によって枝が広がっても、弱くていつ虫にやられるかわからないのです。けれど、人の気持ちによって深い信頼関係が築かれている患者さんは、簡単には転院しません。初めは時間がかかっても、1年後2年後に強い花が咲くんです。

どうすれば、患者さんと深い信頼関係を築けるとお考えですか?

「きちんと患者さんに説明し、わかっていただく」
これにつきますね。実現するためには、スタッフ一人ひとりの成長が欠かせません。宣伝に頼らず、人の力で患者さんに伝えるのは簡単ではないからです。まず歯科衛生士自身が、どうすれば患者さんを良くできるのか、提供する診療内容を理解し、それを患者さんに納得してもらう必要があります。だから私は、スタッフ教育に力を入れています。
ただ、開業してしばらくは、せっかく歯科衛生士を育てても2~3年で辞めてしまうことがよくありました。その多くは結婚や出産などプライベートな事情のため、口は出せません。どうすればいいだろうと考え、出た結論は“仕事に対してのやりがいや責任感”を芽生えさせること。歯科衛生士の中に“もっと成長したい”という気持ちがあれば、たとえ一時的に仕事から離れることがあっても、〝戻ろう〟と思うのではないかと考えたのです。

歯科衛生士にやりがいや責任感を芽生えさせるため、先生が具体的にしたことを教えてください。

ひとつは、メインテナンス専用の診療室をつくり、彼女たちに任せること。それから、サージテルの導入です。やりがいというのは、自分自身がプロとして自信を持つことから生まれます。そのためには、拡大して技術を上げることが一番手っ取り早いと思ったんです。
結果は大成功でした。目に見えて歯科衛生士たちが変わっていきました。ランチのときにプライベートの話ばかりしていたのが、歯の話をするようになったんです。自分たちで率先して「勉強したい、もっと知りたい」とも言うようになりました。仕事への自信や自分の武器と言えるものがひとつできると、人はこんなに大きく成長するのですね。自分でも非常に驚いています。

歯科衛生士のモチベーションを高めたい。そう考えている院長はたくさんいらっしゃると思います。アドバイスするとしたら、何と声をかけますか?

よく他院の院長から、歯科衛生士がサージテルを使いたがっているものの、値段の面で躊躇しているという話を聞きます。確かに高価なものなので、迷う彼らの気持ちもよくわかります。けれど、サージテルがあるかないかで歯科衛生士の成長は大きく変わります。やはり、私たちが目指しているのは患者さんのための歯科医療です。歯科衛生士が成長すれば必ず患者さんの利益につながるのですから、院長として支援すべきだと思いますね。
スタッフのモチベーションを上げ診療のレベルが高まることで、患者さんが喜ぶ。それを見て、自分たちもうれしい。そしてさらに、モチベーションが上がっていく。私の医院では、そんな方程式が完成しています。

歯科衛生士になって3年。今、一番うれしいことを教えてください。

受付で「次も小久保さんにお願いします」と患者さんに言ってもらうことです。逆に、名前を覚えてもらえないと、まだまだだなぁと反省します。一人でも多くの方に私に診てほしいと言ってもらえるように、頑張っていきたいです。
実は、最近まで大きな課題がありました。患者さんの口腔内を診たとき、治療をするべきなのか経過観察でいいのか、判断に迷ってしまうんです。あいまいなまま先生にお願いし、「治療は必要ない」との判断で、患者さんがこちらに戻ってくることがよくあって……。それでは患者さんからの医院への信頼を失ってしまうし、先生も私に患者さんを任せるのを不安に思いますよね。どうしたら解決できるのかなぁと悩んでいたとき、手助けとなったのがサージテルだったんです。

サージテルを使うことで、理想に近づけましたか?

裸眼では見えない微妙な部分まで見えるので、判断がグッとしやすくなりました。そのことで、先生への質問の仕方も変わりましたよ。
「わからないから聞こう」という状態だったのが、「私はこうだと思うけど、念のため確認しよう」という姿勢になれたんです。
先生と意見が一致すると、自分の成長を感じられます。いずれは先生に“任せて大丈夫!”と思ってもらえるようになりたいです。

院長から“メインテナンス専用の診療室を任せたい”と言われたとき、
どう思いましたか?

最初は正直、とてもナーバスな気持ちになりました。期待に応えたい一方で、自分には無理かも……という不安が大きくて。患者さんにカリエスが見つかって「ずっと通っていたのにどうして?」と言われたらどうしようと、マイナスなことばかり考えていたんです。
でも、メインテナンスを担当する中で、その気持ちは少しずつ変化していきました。この医院へ通う患者さんはみなさん、先生とともに治療を乗り越えてきた方ばかり。「ここなら自分の身体を任せられる」と心から思い通ってきてくれています。私は患者さんの先生に対する信頼を含めて引き継いでいるのだと気づき、やっと自分の役目と向き合う覚悟ができたんです。

そう気づいたきっかけは何だったのですか?

やはり、サージテルが大きいです。拡大して患者さんの口腔内を診ると、先生が何を考え、どんな想いでその処置をされたのかがより鮮明に伝わってきます。また、患者さん自身の“歯を守っていきたい”という想いも理解できます。その中で自然と“その願いを裏切ってはいけない”と思うようになったんです。
今後は患者さんにもし何かあったとき、最善の道を示せる歯科衛生士になりたいと考えています。そのために、ケアに関してはもちろん、オペや治療の知識を積極的に学んでいきたいですね。私の手に患者さんの健康がかかっていると思うので、自分自身をどんどん進化させていきたいです。

7年のブランクから復帰した小林さん。大変なことはありましたか?

復帰直後は、まるで浦島太郎状態でしたね。新しい機械や診療システムに慣れなくて。一から学ばせてもらう姿勢で、周りの人に助けられてここまできました。
当院へ来て一番変わったのは、歯科衛生士としての自覚が本当の意味で持てたことですね。これまで働いていた医院では、資格を持っていてもやっていることは助手さんとあまり変わりない感じでした。でもここで先生や患者さんと接する中、「患者さんの健康を守る」という歯科衛生士本来の役割に初めて向き合えたんです。

復帰してよかったと思うことは何ですか?

本音を言うと、最初はお金のために働かなくちゃという気持ちで復帰したんです。でも、自分の知らない世界を知るほど、歯科衛生士としてはもちろん人として成長できるのを感じて。いくつになっても人って学べるんだと気づいたんです。とくにサージテルを使い拡大の世界を知ったことは、私にとって大きな一歩でした。
私はこの医院で最年長なので、若いスタッフのような元気さはないかもしれません。その代り、ベテランとして安心感を与えることはできると思います。患者さんにこの人がいてくれてよかったなと思ってもらえる存在になれたら、うれしいですね。

歯科助手から歯科衛生士へ転身した佐藤さん。
その際のお気持ちをお聞かせください。

経験も知識もなく、日々わからないことだらけでした。特に技術面では、歯石やプラークの取り残しがないかが不安で……。とにかく自信がありませんでしたね。
私は歯科助手としては、6年間こちらへ勤めていたんです。医院の奨学金制度で歯科衛生士学校へ通い、念願の資格を取ったのが1年半前。金銭面でももちろんですが、通学中は勤務形態にもすごく配慮してもらいました。それは長い目で見て、将来の私に投資してくれたということですよね。院長や先輩方の想いに応えるため、早く一人前の歯科衛生士になりたい。そう思っていたのになかなか上手くいかず、もどかしい気持ちでした。

その不安を、どうやって解消したのですか?

どこにプラークや歯石が残っているのか、サージテルを使い自分で判断できるようになることで、不安を解消できました。メインテナンスの質も効率も上がったと感じています。以前ある歯科衛生士さんの講演を聞いた際、「自分の技術に自信がない人ほど、拡大鏡を使ったほうがいい」と言っていましたが、まさにその通り! 世界が変わったと思います。
今後の目標としては、まず歯科衛生士としてしっかり自立し、先生とタッグを組めるようになること。それからいずれは、講演を行なえるくらいになりたいです。せっかく苦労してとった資格ですから、一生フルに活用し、歯科衛生士人生を満喫したいですね!

秩父臨床デンタルクリニック 埼玉県秩父市別所53-8 Web Site
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